世界の国旗・ブータン
ブータン Kingdom of Bhutan
ブータン要塞都市
1637 年に建設されたこの建物は、ブータン中西部を流れるポーチュー川とサンコシュ川の合流地点にある。 一般にゾンと呼ばれ、要塞、寺院、修道院としての役割を果たしていた。 この赤と白のゾンは、12 世紀の代表的な仏教建築である。
ブータン王国 Kingdom Of Bhutan Bhutanという国名は、もともとインド人がチベットを指して呼んでいた言葉に由来し、後に欧米人の間でブータンという特定の国を指す言葉として定着した。
ブータン人自身の言葉による国名はドゥク・ユル(Druk Yul)だ。「チベット仏教ドゥク派の国」という意味。ドゥクとは雷龍であり、この宗派の開祖にまつわる伝説に由来する。
ブータンはヒマラヤのシャングリラ(桃源郷)として知られる仏教王国。
20世紀後半まで鎖国に近い政策だったこともあり、地球上のほとんどの場所で失われてしまった手付かずの美しい自然と、自給自足に基盤を置いた伝統的な生活文化が残っている。
中国とインドの2大国に挟まれているが、ネパールと違ってインド文化の影響は少なく、チベット文化圏に属す。
他のチベット文化圏が近代化の波に洗われる中、ブータンは広大な仏教圏、チベット文化圏の文化と伝統を伝える。
電気、乗用車、電話、テレビが一般に普及し始めたのは21世紀に入ってから。他の国とはあまりにも大きな差がある国情。
国旗が現在の形になったのは、1960年である。
龍は、Druk(ドゥルック、雷龍の意)と呼ばれるものである。
ブータンがチベット語の方言で「龍の地」として知られているほど龍は国民と王家のシンボルであり、龍は心の優しさと広さを示す王家の象徴である。
龍の爪についているのは宝石で、富を象徴している。背景は二つの色に分けられており、左上のサフラン色は君主政治、国王の権威、濃いオレンジはチベット仏教(ラマ教)の信仰と実践、白は清浄と忠誠を表している。
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