イギリス United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland |
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ウェストミンスター宮殿(the Palace of Westminster)
英国ロンドンの中心部テムズ川河畔にある宮殿。
英国議会が議事堂として使用。併設されている時計塔(ビッグ・ベン)と共にロンドンを代表する景色として知られる(ウィキペディアより) |
イギリスは、正式国名を[United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland]という連合王国で、イギリスという名称はイングランド(アングル人の国の意味)のポルトガル語イングレスが日本に定着した慣用名で世界的には通じない。公的には英国と表記する場合が多い。
英国の国旗「ユニオン・フラッグ」は一般に「ユニオン・ジャック」として知られているが、鑑艇の船首旗竿(jack-staff)にユニオン・フラッグを掲げたことから、このように呼ばれるようになった。ジャックとは船の舳につける小さな旗のことを指します。ユニオン・フラッグは1人の君主の統治下に3か国の紋章を象徴しており、ユニオン・フラッグ上に見える紋章は3人の守護聖人の十字である
1606年4月12日に、イングランドの守護聖人の象徴セント・ジョージ・クロス[Cross of St.George](白色地に赤十字)とスコットランドの守護聖人のセント・アンドリュー・クロス[Cross
of St.Andrew](青色地に斜め白十字)を重ねたユニオンフラッグが制定されていました。、1801年1月1日アイルランドの連合参加でセント・パトリック・クロス[Cross
of St.Patrick](白色地に斜めX赤十字)が新たに加わり現在の独特の国旗が出来上がった。
紋章作画法のカウンターチェンジと呼ばれる方法で、セント・パトリック・クロスの2本の斜め赤十字のラインをそれぞれ上下二分割し、左側のクロスは上を白と下を赤、右側のクロスは上を赤と下を白にして配置しました。
色・デザインにおいて、フランスの三色旗、アメリカの星条旗とともに、世界各地の国旗の作成などに大きな影響を与えた旗であり、旗デザインの最高傑作と言われる国旗となりました。
セント・ジョージ・クロスの赤い幅は旗の縦幅の五分の一、白い幅は同十五分の一、セント・パトリック・クロスの斜め赤い幅は同十五分の一、細い白い幅は同三十分の一、太い白い幅は同十分の一となっている。正式縦横比=1:2である。
この旗が世界を駆け巡り、現在でも英連邦の国を中心にユニオンフジャックを配したデザインの国旗が多く使われている。
フリー百科事典「ウィキペディア」にイギリス国旗の成り立ちの分かり易い画像があったので転載させてもらいました。下記の画像参照ください。
ところで、上のイギリス国旗を良く見ていただくとわかりますが、
天地(上下)と左右はほとんど対称なようで非対称なデザインです。
イギリス国旗を掲揚する際に注意深くしないと上下逆さまに掲揚してしまう事がありうるのです。
実際に日本でイギリス国賓の前で、そういうミスを生じたことがあったそうです。
国旗は国の象徴ですから、国旗を逆さまにするのは侮辱の意味に相当します。
先日、トスパオンラインショップに英国大使館から、イギリス国旗を150セット至急欲しいとTELがあり、ビックリです。
社員が英国大使館に納品に行きました。成田空港みたいな金属探知機やら厳重なセキュリティを通過してようやく納品してきたそうです。
英国大使館ご用達ショップなんてとても光栄です。 |
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上記画像はフリー百科事典「ウィキペディア」より転載しました |
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■イギリス国旗の縦横比率について
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①イギリス国旗 正式比率
縦:横 1:2
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②国連やオリンピック掲揚タイプ
縦:横比率 2:3
(世界標準の縮小パターン・中央の赤いラインが横に比べ細くなる)
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③国連やオリンピック掲揚
縦:横比率 2:3
(日本標準の縮小パターン・中央の赤ラインを横と同じ太さにして斜めの赤ラインの頂点に切り込みを入れてバランス調整)
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イギリス国旗の縦横比率のお話です。
国旗の成り立ち(有名な話ですがイングランド+スコットランド+アイルランドの組み合わせの話)を書きました。
今回は超マニアックな話で普通はどうでもいい事って言う感じのことですがイギリス国旗を縦横比率を縮小する時の話をご紹介いたします。
イギリス国旗は上記画像の①の縦横比率が1:2が正式なバランスです。
但し、オリンピックや国際競技や国連等で国旗を掲載する時は基本的には2:3に統一しています。
世界の国旗は正式にはいろんな比率があるため、便宜上なのか我々旗屋さんのこと考えてくれているのか分かりませんがとにかく、2:3に統一されています。
例えば、アメリカ国旗も正式には1:1.9ですが、それを2:3にするのは赤い帯が少し短くれすればバランス良く仕上がりますので、簡単です。
ただ、イギリス国旗は旗屋さん泣かせな旗です。縦横比率を動かすとバランスが崩れてしまうからです。
単純に横幅を全体に縮小した場合が上記画像の②になります。
別段、違和感はないと思いますが・・・・。どこに横幅の縮小のしわ寄せが来て目だってしまうか?というと赤の十字の縦のラインが横のラインに比べて細くなってしまいます。その他は違和感はありません。
世界の主流はこの方式で縮小しているそうです。テレビで世界の国際競技会の時はその辺を注意して見ていますが(旗屋の興味本位で)、最近はテレビが横長だったりで適当に画像調整されて分かりませんが・・・・。とにかく世界の主流はこの方式だそうです。
日本の旗屋さんは、全部ではないと思いますが縮小の主流は③の画像タイプです。雑誌などでみるイギリス国旗の印刷もこのタイプが多いようです。また、外務省のホームページもこのパターンでイギリス国旗が紹介されています。当然、弊社トスパオンラインショップで販売しているイギリス国旗も③のパターンです。
横幅を縮小して、なおかつ上記②で細くなった縦の赤ラインを横ラインと同じ太さにします。
次に、アイルランドのバッテンの右上と左下の赤ラインの頂点に切り込みを入れて全体のバランスを取っています。
なぜ日本だけこんな風に工夫しているのかは、どこかに書いてあるわけではないので不明です。これは想像ですが、東京オリンピックの時に世界の国旗を作るときに、日本標準パターンのイギリス国旗を決めて、伝承によりその後続いているのではとないか思います(全然定かではないですが・・・・・)
世界の国旗を公式に世界中の旗を全部作ったのは東京オリンピックの時が初めてだったと思われます。
なお、イギリス国旗を2:3にする場合の公式ルールはないのでどちらでも
間違いではないと言う事のようです。
あまりにマニアックな旗の話で失礼しました。多分、イギリスの国民の方も、そんなのどっちでもいいよと思っているかもしれません。
気にしているのは、日本の旗屋さんぐらいかもです。
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■日本国旗をイギリス国旗の縦横比率にすると |
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①日本国旗 正式比率 縦:横 1:2 |
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②日本国旗 をイギリス国旗の比率縦:横 1:2にした場合
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イギリス国内で日本国旗を掲揚する場合は、イギリス国旗の比率にしてイギリス国旗と日本国旗並べて掲揚する事が国際マナーで認められてますから、上記(2)の日の丸になります。少し、日章が小さくて違和感がありますが、縦に対して日章は5分の3というルールは守られています。目の錯覚で日章が小さく感じられようです。 |
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