世界の国旗・モンゴル
モン
ゴル Mongolia
モンゴルの世界遺産 オルホン渓谷
モンゴル中央部のオルホン川両岸に広がっている渓谷。首都ウランバートルの西方約360 kmにある。その渓谷の文化的景観は、2000年以上にわたって培われてきた遊牧民の伝統を例証するものとして、ユネスコの世界遺産に登録された。
国名はモンゴル人に由来し「勇敢な人」と言う意味を持つ。大相撲横綱の朝青龍の母国である。
13世紀にチンギス・ハンが大帝国を築き、おおいに繁栄した。かつて日本では蒙古と呼んでいた。フビライ・ハンの時代には日本に2度来襲し、元寇と呼ばれた。
その後中国に支配されるが、1924年にソ連の援助を受け、モンゴル人民共和国として独立した。
国旗の制定は1949年だが、基本形は独立時にさかのぼる。
モンゴルの国旗は、赤、青、赤の横三色の左側にソヨンボと呼ばれる古くからモンゴルに伝わるシンボルを配した旗である。
ソヨンボはかつてモンゴルで使われていた文字で、ソヨンボの意味には色々な説があるが、一説によると、炎(過去・現在・未来の意)、太陽(民族の母の意)、月(民族の父の意)、槍と矢じり(敵の制圧の意)、巴形の二匹の魚(警戒心の意)、左右の長い長方形は国民の団結心の象徴とされる。
現在の国旗1949年は社会主義政権時代に制定されたものだが、当初はソヨンボの上の社会主義を象徴する金星が付いていたが、1992年に外された。
赤は当初社会主義を象徴する色であったが、現在は自由と発展の賞賛の意味とされる。青は空と地を象徴していてモンゴルやトルコの伝統色でもある。黄色は変わらぬ愛と友好を表すと言われる。
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