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世界の国旗・アフリカ

世界の国旗の話題・解説・由来などのご紹介(地域:アフリカ)
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アルジェリア Democratic People's Republic of Algeria

アンゴラ Republic of Angola

ウガンダ Republic of Uganda

エジプト Arab Republic of Egypt
エジプトの世界遺産 ギザの三大ピラミッド(エジプト大使館より)

アフリカ北東端に位置するアラブ世界の盟主的な国家。世界4大文明の発祥の地で、紀元前3000年ごろにはすでに国家統一されていたとされる。
かつてシリアやリビアと連邦国家を結成し、国旗を変更してきたがいずれも失敗に終わっている。

現在のエジプトの国旗は1984年以来のもので、赤、白、黒の横三色の中央にサラディンの鷲と呼ばれる国章を配している。下部のリボンにはアラビア語で国名が記されている。
赤は青年将校によるクーデターで王制を倒した革命と国民の犠牲、白は明るい未来と無血で専制を打破した新しい時代の到来、黒はイギリス植民地支配と専制君主により抑圧された暗黒の過去の終わりと敵の敗北を表すという。
またこの三色は、第一次世界大戦時のオスマントルコに対するアラブ反乱で使われた旗と同じ色であり、アラブイスラム世界の基本色であり、アラブ統一の理念を表しており、汎アラブ色と呼ばれる。

エジプトでは、金曜日、祝日、人民議会の開始日、その他内務大臣が旗を掲げるべきであると定めるすべての日に、政府関係の建物すべてに国旗を掲げなければならない。また税関や国境検問所では毎日掲げられる。また国外のエジプト大使館や総領事館では、祝日、国家的な記念日、エジプト大統領の来訪の間はエジプト国旗を掲げなければならない。
国旗に対し敬礼をする場合は、制服を着ていない国民は気をつけの姿勢で立ち、手と腕は体の横につけなければならない。
国旗を侮辱することは犯罪であり、国家の力に対する軽蔑を行ったとして法に基づき罰を受ける可能性がある。他国の国旗やシンボルを侮辱することも同様である。


エチオピア Federal Democratic Republic of Ethiopia
エチオピアはアフリカ最古の独立王国です。シバの女王の国[Country of the Queen of Sheba]などとも通称される
その名は旧約聖書にも現れ、伝説によると紀元前10世紀頃、エルサレムのソロモン王と南アラビアのシバ女王との間に出来た子息メネリクにより建国されたことになっています。

緑・黄・赤の三色はメネリク2世にまで遡り、1895年に初めて国旗として用いられた。
緑・黄・赤はエチオピアの伝統的な宗教色ですが、エチオピアの3地方を表すとも、また緑は大地と肥沃、黄色は自然の富と平和、赤は愛国心と力の象徴、またキリスト教の三位一体や神学上の教えである信仰・希望・愛を表すともいわれています。
中央の「ソロモンの封印」または「ソロモンの星」とよばれる星型の標章が1996年に加わった。これは、国家と国民の結合と発展の象徴で、青は平和の色とされる。
この星型はイスラエルではダビデの星と呼ばれます。聖書では天国への鍵、魔除け、であり霊感や完璧を表すそうである。

エチオピアは植民地時代にも独立を保っていた為、1950〜1960年代に独立した他のアフリカ諸国の多くがエチオピア国旗の配色である緑・黄色・赤の三色を、汎アフリカ色、理想のシンボル色として採用したと言われる。

■ラスタファリ運動
エチオピア皇帝ハイレ・セラシェ(皇太子時の名前 ラスタファリ・在位1941-1974)が皇帝の座についたとき、何人かのジャマイカ人が、これを「全黒人の救世主」の誕生と受けとめ、ジャマイカの黒人指導者マーカース・ガーベイの教えを軸に、聖書、特に旧約と黙示録からの独特の解釈を持った反白人キリスト教的な思想をつくりあげた。ラスタファリ運動とはその皇太子の名前をとって付けられた他称( 蔑称でもあったらしい) 。彼らの思想では、ジャマイカ人自らをイスラエルの失われた十二部族の末裔とし、ZIONなるアフリカ・エチオピアへの帰還を熱望。ハイレ・セラシエをキリストの再来とまでみなした。初期の信条には、「まもなく黒人は、過去の残虐さゆえに白人に復讐し、白人を服従せしめるであろう」という過激なものもあり、イギリス側から相当な弾圧を受けた。アフリカへの思いは、祖国を離れて生きざるをえなかった黒人達に共通して、根強いものだった。

ラスタ・カラーといわれる赤・黄・緑は、彼らのユートピアたるエチオピアの国旗の色で、それぞれ地・太陽・自然を表す。ちなみにジャマイカの国旗の色は緑・黄・黒が基調。ジャマイカの世界的有名なミュージシャン、ボブ・マーレー(1945-1981)は、独特のリズムをもつレゲエの確立者ですが、音楽活動にもこのエチオピア国旗のカラーをよく用い、ラスタファリ運動とレゲエ音楽の普及とともにこの国旗のカラーも世界中に広まっていったと言われています。


■エチオピア国旗の緑・黄色・赤の三色(汎アフリカ色、理想のシンボル色)の影響のあるアフリカ諸国の国旗
ガーナ カメルーン ギニア ギニアビサウ
コンゴ サントメプリンシペ ジンバブエ セネガル
中央アフリカ トーゴ ブルキナファソ ベナン
マリ モザンビーク モーリシャス

エリトリア State of Eeitrea

ガーナ Republic of Ghana

ガーボヴェルデ Republic of Cape Verde

ガボン Gabonese Republic

カメルーン Republic of Cameroon

ガンビア Republic of The Gambia

ギニア Republic of Guinea

ギニアビサウ Republic of Guinea−Bissau

ケニア Republic of Kenya

コートジボワール Republic of Cote d’lvoire

コモロ Federal Islamic Republic of the Comros 

コンゴ共和国 Republic of Congo

コンゴ民主共和国 Democratic Republic of Congo

サントメ・プリンシペ  Democratic Republic of Sao Tome and Principe

ザンビア  Republic of Zambia

シエラレオネ Republic of Sierra Leone

ジブチ Republic of Djibouti

ジンバブエ Republic of Zimbabwe

スーダン Republic of Sudan

スワジランド Kingdom of Swaziland

赤道ギニア Republic of Equatorial Guinea

セーシェル Republic of Seychelles

セネガル Republic of Senegal

ソマリア Somali Democratic Republic

タンザニア Unitedd Republic of Tanzania

チャド Republic of Chad

中央アフリカ Central African Republic

チュニジア Republic of Tunsia
影響を受けた国旗 トルコ国旗
世界遺産 首都チェニス


国名は観光地としても有名な首都チェニスに由来する。チュニジアはチェニスのある国と言うような意味を持つ。
チュニスは紀元前4世紀にチュニスの地に存在した古代都市トゥネス(Thunes) で、英語名など欧米諸言語や日本語の国名チュニジアは、トゥネスが転訛したチュニス( Tunus )に地名語尾の( -ia) を付してつくられた。かつてのオスマントルコ帝国による呼称に倣ったとのことである。
ビーナスと同格のフェニキア人の美の女神(トゥネス)を語源としているとも言われ、女神(トゥネス)はかつて国家の守護神であった。

アフリカ北部の地中海に面し、かつてはフェニキア人の貿易中継地として栄えた。地中海を制した海洋国家カルタゴとして栄えた時は、ローマ帝国とで覇権を争った。ポエニ戦争と呼ばれる。カルタゴのハンニバル将軍が象軍団を率いてアルプスを越えて背後から意表をつく奇襲攻撃でローマ帝国を破った戦いは有名である。

16世紀以降はオスマントルコ帝国の統治下に置かれていいた。19世紀初頭には自治権を確保し、その自治権の現れとして当時のチェニス総督フセイン二世がトルコ国旗と若干異なる意匠の旗をチェニスの旗として採用した。オスマントルコ帝国のイスタンブールから糾弾を受けたが、意匠は変更しなかったという。
その後フランス統治下に置かれても国旗の意匠の変更はせず、現在に至っている。

星と三日月は15〜19世紀のオスマントルコが採用したためイスラム教徒の象徴的存在となっている。
チュニジアもイスラム国家である。
また、三日月はフェニキア人の美の女神(タニス)のシンボルとも言われる。


トーゴ Republic of Togo

ナイジェリア Federal Republic of Nigeria

ナミビア Republic of Namibia

ニジェール Republic of Niger

ブルキナファソ Burkina Faso

ブルンジ Republic of Burundi

ベナン Republic of Benin

ボツワナ Republic of Botswana

マダガスカル Republic of Madagascar

マラウイ Republic of Malawi

マリ Republic of Mali

南アフリカ共和国 Republic of South Africa

アフリカ最南端に位置する国家で、アパルトヘイト(人種隔離政策)により国際社会の反発を招いてきていた。

黒人大統領マンデラの新政権がスタートし、アパルトヘイトの終焉と同時に、人種差別主義からの決別を明確にするため、国旗も全面的に変更され1994年4月27日に制定された。国旗は、レインボーフラッグ(英語: Rainbow-Flag)とも呼ばれる。当初臨時の国旗としてデザインされたものが、評判が良かったため最終的に正式な国旗として憲法で定められたといわれる。

制定時には、特に色には象徴的な意味はないとされていた。非公式ではあるが、赤は黒人解放の闘争、過去の対立の中で流された血、青は空と二つの海、緑は農業、自然や森林資源、黄は南アフリカで産出される金に代表される天然鉱物資源、黒は黒人と同時に他のアフリカ諸国とのつながり、白は白人と同時に平和を、それぞれ示していると言われている。ホイスト(旗竿)側の三角形は勝利の「V」を示し、様々な民族と文化の共生を象徴している。

また、黒・黄・緑はアフリカ民族会議 (African National Congress) の旗の三色であり、残りの赤・青・白は旧宗主国のイギリス、オランダ国旗の三色でもある。そのため現在の国旗はアフリカの伝統と歴史を示していると解釈される。


モザンビーク Republic of Mozambique

モーリシャス Republic of Mauritius

モーリタニア Islamic Republic of Mauritania

モロッコ Kingdom of Morocco

リビア Socialist People's Libyan Arab Jamahiriya

リベリア Republic of Liberia

ルワンダ Republic of Rwanda

レソト Kingdom of Lesotho




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